皆様こんにちは。
タトゥーライターけんた店長です。
今回のTATTOO LIFEは、僕が運営するTATTOO LIFEのTwitterにて【普段タトゥー隠してますか?】というアンケートを実施したので、その結果についての記事になっております~(*´・ω・`)b
タトゥー、刺青は隠すもの?
タトゥー(刺青)を隠す隠さない議論は、タトゥーアンチとタトゥー愛好家の間で長らく平行線を辿ってきました。
タトゥーアンチたちのほとんどは、基本的には刺青は隠す物だとずっと主張し続けていて(理由は単純に嫌いな物を見たくないから)、刺青が嫌いな人が多い日本では、現在この考え方がスタンダードになってしまっています。
タトゥー愛好家の中でも意見は割れている
ちなみにこの【タトゥー隠す隠さない議論】はタトゥーアンチvsタトゥー愛好家の中でのみ繰り広げられている訳ではなく、タトゥー愛好家の中でも真っ二つに割れているのです。
彫師さんの間でも意見は割れている
タトゥー愛好家の中どころか、刺青を彫ることを職業とする彫師さんの中でも、タトゥーは隠すべきだと主張する派と、別に隠す必要はないとする派で割れているのです。
タトゥーアンチとタトゥー愛好家の中で意見が割れているだけならば、そもそも解り合う必要も無いですし解り合う事も無理な話なので簡単なのですが、
業界の中でもここまで意見が割れているとなると、長年タトゥー取材をしてきた僕にとっても意見のパーセンテージはどれくらいなのか少し気になってきたので、アンケートを実施してみる事にしました。
アンケートの結果は…
↑こちらがアンケートの結果です(*´・ω・`)b
なるほど…。
なんとなく予想はしておりましたが、【基本的には隠している】という方が55%でTOPと言う事になりました。
次いで【隠していない】が35%で2位、そして3位が【そもそも隠れない】で6%。
最下位は【積極的に露出している】で4%となりました。
多いから正しいという訳ではありませんが、やはり現段階での日本では【隠している】人の方が多数派となっているようですね。
日本人のタトゥーへの感覚
このアンケート結果はまさに日本人のタトゥーへの感覚をそのまんま表している結果となりました。(当たり前ですが)
我々日本人の中には、メディアが作り上げた【タトゥーは反社会的なシンボル】的なイメージが根付いておりますから、やはり基本的な日常のシーンにおいてタトゥーを露出していると嫌がられる事が多いのです。
そのせいでやはりタトゥーを入れている身としては、基本的には隠さざるを得なくなっているのです。
もちろんタトゥー、刺青にはアウトローカルチャーが関係している事も間違いないですが、それだけではないですし、非常に多面的な顔を持つ芸術であり、魅力的な文化なのです。
それなのに日本では90%以上の人間が《タトゥー=反社》《不良の威嚇の道具》というネガティブな認識しかなく、戦後メディアが作り上げた(主にヤクザ映画が影響しているように思います)タトゥーのイメージのせいで、刺青愛好家たちは非常に肩身の狭い思いをしているのです。
正直どっちでも良い
タトゥーという文化と付き合い始めてから20年弱、色々な彫師の先生や、タトゥー愛好家の方々と関わらせていただいてきました。
やはりその中でも【タトゥー隠す隠さない議論】は皆様様々な意見があるようなのですが、正直言ってけんた店長的には《どっちでも良い》というのが本心です(笑)
要は隠したきゃ隠せば良いですし、隠したくない人は隠さなきゃ良いと思うのです。
どちらが正解とか不正解とかはなくて、本人の思うように行動すれば良いと思います(もちろんヤクザ屋さんの事務所の近くや繁華街での露出は避けるべきですが)
ただ1つだけ言いたい事は、『自分の考えを人に押し付けるのは間違っている』という事です。
「タトゥーは隠すべきだからちゃんと隠せ」とか、そういう風に他人に強要するのは違うと思います。
隠す事に美学を感じているのなら自分だけで感じていれば良い事ですし、それを自分がそうだから、偉い先生がそう言ってたからと、他人にもそうしろと強要するのは間違っていますよね。
ルールなんてないので、自己責任で好きなようにしたら良いはずなのです。
ちなみに僕は隠れない部分に関しては基本的には隠していませんし、
海やBBQではもちろん裸になります。
今後はパーセンテージが逆転するかも
というわけで今回は【タトゥー隠す隠さない議論】について、Twitterでのアンケート結果を元に少し記事を書いてみました。
長年タトゥー取材をしているけんた店長の予測としましては、何年後かはわかりませんがある時を境にこの隠す隠さないのパーセンテージは逆転するのではないかと予測しています。
近頃の若い世代の間ではだいぶタトゥーに対する感覚が変わってきていると感じますし、タトゥーにネガティブなイメージが強かった世代が時代と共に衰退していくはずですから、恐らくですが近い将来きっとタトゥーに対する感覚は大きく変わるはずなのです。
そのXデーがなるべく早く来ることを祈りながら、この先もタトゥーと積極的に関わって行きたいと思います。
ではではご閲覧ありがとうございました。
けんた店長でしたm(__)m
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