タトゥー好きの皆様こんにちは。
TATTOO/タトゥーライフの管理人けんた店長(MDC)です。
今回はネット界で長らく出回り続ける【タトゥーとMRI】についてのデマについて記事を書いていきたいと思います。
全身刺青だらけですが普通にMRI受けてます
↑筆者の身体には無数のタトゥーが彫られていまして、もう彫り始めてから10年以上経過しています。
タトゥーを彫り始めてから何度か大きな病気や怪我をし、入院前の検査などでMRIを受けなくてはいけないシーンが何度か訪れました。
引っ張ってもしょうがないので結論から言いますが、普通に問題なくMRI受けられました。
「タトゥーを入れるとMRIが受けられない」とネット界では良く目にしますが、あれは真っ赤なウソなのです。
医師にも聞いてみました
一応何人かの医師に【タトゥーがあるとMRIを受けられないと良く聞くが、タトゥー、刺青が原因でMRIを断った事がありますか?】と尋ねてみました。
言い回しに若干の差異はあれど、だいたいの解答は以下の通りです。
医師A「私は断ったことがないし、断ったという話は長年医師を続けてきて1件も聞いた事がない。」
医師B「そもそも断る理由がわからない。」
というわけでタトゥーアンチの方が言う「タトゥーを入れるとMRIが受けられない」という説は、医療のプロである医師の方々も完全否定しております。
ただしとある医師がこんな話をしてくれました。
「もしかしたら個人医院などで刺青が嫌いな先生だったり、MRIで刺青がある人がヤケドしたなどというデマを信じてしまっている古い先生だったりした場合、もしかしたら断るケースがあるのかもしれない。」
う~ん…、確かにそういうパターンも無いことも無いので、タトゥーが入っている方はMRIを受ける際は大きな病院に行きましょう。
一応AIにも聞いてみた
せっかくなので最近流行りのAIにも聞いてみましたよ。
AIとのやりとりは以下の通りです。
Q:タトゥーを入れるとMRIに入れないの?
A:タトゥーを入れた人がMRI(磁気共鳴画像法)を受けることができるかどうかは、いくつかの要因に依存します。一般的に、タトゥー自体が問題を引き起こすことは少ないですが、使用されたインクによっては、MRI画像に影響を与える可能性があります。
MRIは強力な磁場を使用して画像を生成するため、一部のタトゥーに含まれる金属粒子や他の金属成分が引き起こす異常なシグナルが発生することがあります。これにより、タトゥーの周りにアーチファクト(画像の歪みや干渉)が生じ、正確な診断が難しくなる可能性があります。
ただし、最新のMRI装置では、これらの問題が軽減されることがあります。また、一般的なタトゥーがMRIに大きな問題を引き起こすことはまれであり、通常は安全に受検できます。ただし、タトゥーが大きく、特に金属性のインクが使用されている場合は、MRI前に医師に相談することが重要です。
結論として、全てのタトゥーがMRIに適しているわけではなく、具体的な状況によります。MRIを受ける前には医療プロフェッショナルに相談し、タトゥーの特性や使用されたインクについて詳細な情報を提供することが重要です。
Q:タトゥーのインクに金属性のインクなんて本当に使用されているの?
A:一般的なタトゥーインクに金属が含まれていることは一般的ではありませんが、中には金属粒子を含むものも存在します。特に、蛍光色や金属光沢を持たせるために、一部のタトゥーインクには金属や金属酸化物が使用されることがあります。
これらの金属が含まれている場合、MRI検査において問題が発生する可能性があります。MRIは強力な磁場を使用しており、金属があると画像に干渉が生じることがあります。例えば、鉄や他の磁性金属が含まれるインクが使用されている場合、MRI画像にアーチファクトが生じることがあります。
ただし、多くの一般的なタトゥーインクは金属を含まず、主に有機顔料から作られています。これらの一般的なタトゥーには通常、MRI検査において大きな問題は発生しません。ただし、個々のタトゥーや使用されたインクに関する情報は異なる可能性がありますので、MRI前に医師と相談することが重要です
との事です。
基本的にはAIも大丈夫だと言っていますが、何かあった時に嫌なのかもしかしたら特殊なケースでは良くないかも…的な保険をかけてる所が少し萌えですね…(笑)
タトゥーを取り巻くデマに騙されないで!
というわけで今回はタトゥーとMRIについて少し記事を書いてみました。
普通に考えればタトゥーを理由にMRIが受けられなくなるわけないのですが、なぜかネットの世界では低次元なデマがいまだに出回っていますね。
これにはSNSやネットニュースで目に飛び込んできた見出しやフレーズを、なんの疑いも持たず、自分の脳で吟味せず、無意識に鵜呑みにしてしまう人間が多いという背景があるんだと思います。
自分が体験した事でもない他人から見たり聞いたりしただけの情報には、まずは「本当かな?」というクエスチョンを持ち、しっかり調べて自分の中にきちんと落とし込んでから誰かに共有しましょう。
じゃないと令和にもなって「タトゥーを入れるとMRIが…」なんて言ってる恥ずかしい大人になってしまいますからね…。
ではではご閲覧ありがとうございました。
MDCグループ総代表けんた店長でしたm(__)m
コメント